Cloud Piとはなにか?
本製品は、自宅、企業、学校などのローカルエリアネットワーク内に設置したシングルボードコンピュータ
「Raspberry Pi」「Jetson Nano (NVIDIA)」に外出先からスマートフォンやPCでリモートアクセスし、
様々な操作を可能にするP2Pプラットフォームです。
「スマカメ」のP2Pシステムの仕組みを利用
「スマカメ」シリーズは、累計20万台を超える実績のあるネットワークカメラブランドで、
自宅に設置したカメラの映像を外出先からスマートフォンで見たり、
遠隔地に設置しているカメラの映像の監視・確認をかんたんに行うことができます。
1台1台のカメラにユニークID(UID)を設定し、
インターネット回線を利用して離れた場所にあるネットワークカメラとスマートフォン・PCとを接続するため、
ルーターの難しい設定をすることなくとも、映像の確認やカメラの設定・操作ができるようになっています。
ユーザーがスマートフォンなどから映像をリクエストすると、
サーバーを介してUIDで特定したスマカメから映像を受信、設定変更や操作が可能になります。
「Cloud Pi2」では、この仕組みを利用して、
遠隔地のローカルエリアネットワーク内の「Raspberry Pi」「Jetson Nano」の操作を実現します。
UIDとパスワードを入力するだけで接続可能
なにができるのか?
スマホ/PCから通信できる
スマートフォン、PCなどからCloud Pi 2を利用し「Raspberry Pi」や「Jetson Nano」に接続したあとは、
あらゆる命令を「Raspberry Pi」や「Jetson Nano」上で実行できます。
ハードウェアを接続しているのであれば、そのハードウェアに対してコマンドを実行することも可能です。
「Cloud Pi 2」との組み合わせで可能性が広がる
「Raspberry Pi」、「Jetson Nano」はシングルボードコンピュータとして多くのシーンで利用されています。
特に「Raspberry Pi」は2019年に累計3000万台を超える実績があり、
自作IoT、工業機器の制御、プログラミング学習など、自宅、企業、学校で様々な利用事例が紹介されています。
自宅を例にあげると、温度、湿度などの計測、音楽や映像の撮影・再生、サーバーの構築、
赤外線リモコンを利用して家電の音声操作など可能性は無限と言えます。
例えば、親の熱中症対策として、離れた実家の温度を確認してエアコンをオンにしたり、
自宅のHDDに保存されたドキュメントファイルを確認する、
スマホに入りきらない写真、動画、音楽を、外出先から自宅のHDDにアクセスして閲覧・再生するなど
「Cloud Pi 2」による遠隔操作との組み合わせで、可能性はさらに広がります。
また、企業ではIoT製品の試作などにも利用できます。
必要なものは?
ソフトウェアキットとしての「Cloud Pi 2」は、ライセンス認証用のIDが記載されたカードと
ソフトウェアにより構成され、ソフトウェアはダウンロードにて提供されます。
この「Cloud Pi 2」はスイッチサイエンス様ECサイト、Amazon等から購入することが可能です。
「Raspberry Pi」や「Jetson Nano」にインストールするソフトウェアは、
ダウンロードページから最新版を入手してください。
法人向けに「Planex P2P Platform」のサービスを提供
「Planex P2P Platform」はスマカメシリーズ、「Cloud Pi 2」と同じP2Pプラットフォームを法人向けに提供するサービスです。
自社のデバイスにユニークIDを設定し、弊社のサーバーを利用してインターネット上の位置情報を特定し、
ローカルエリアネットワーク内に設置したデバイスを制御することが可能となります。
「Planex P2P Platform」を利用すれば、様々なIoTデバイスを開発・販売する際、自社でサーバー構築・運営をすることなく、
安心・安全な国内サーバーで運用することができます。
開発リソースをデバイスに集中することで、短時間で市場への製品投入が可能となります。
「Planex P2P Platform」導入に関する詳細は、下記までお問い合わせください。
購入はこちら
Amazon、スイッチサイエンスにて販売を開始します。
スイッチサイエンス ECサイト
Amazon.co.jp ECサイト
サポートについて
Cloud Pi 2は、メイカーズ向けの開発キットとなり、一般向け製品とは異なります。
Cloud Pi 2は、弊社のサポート窓口での対応はいたしておりません。
サポート窓口へお問い合わせ頂いても回答致しかねます。ご了承ください。