ここではBBルータの設定を行ってもインターネットへのアクセスができない場合の、主な確認点及び確認方法をまとめました。
接続方法別にまとめてありますので該当する項目がないかチェックしてください 設定画面にアクセスができない場合は、「設定画面にアクセスできないのですが?」をご覧ください。

共通項目 事前確認編
どの接続方法にも共通する、最初に確認すべき点です。
Q 設定画面ではすべて正しく設定できたのですが、なぜインターネットにアクセスできないのでしょうか?
A
BBルータが正しく接続されていないと通信が行われないので、インターネットにはアクセスできません。以下を確認してください。
WANランプ
WANランプは点灯していますか?
BBルータとモデムを接続して正常に通信ができる状態になると、BBルータの「WAN」のランプが点灯しま。す
・点灯しない場合
「WAN」のランプが点灯しない場合は、モデムと正常に接続していないことを表しますので、その状態ではインターネットに接続することができません。
本製品は「auto-MDI/MDI-X」に対応しているので、ケーブルの種類(ストレート/クロス)の違いは関係なくなります。
ポートにケーブルのコネクタが正しく挿さっているか再度確認してください。
それでも、点灯しない場合は使用しているLANケーブルを変えてみる必要があります。
接続設定フレッツ編
ここではNTT提供のフレッツ・ADSL、Bフレッツ等のようなフレッツ接続ツールを利用してインターネットにアクセスする場合の、インターネット接続に関する主な確認点をまとめました。
接続ツール等を使わない場合は「接続設定ケーブルTV、Yahoo!BB編」をご覧ください。
Q インターネットへの接続や切断はどうするの?
A
BBルータが回線の状態を検知し、自動的に接続・切断を行います。
NTT「フレッツ」を利用されているほとんどの方が、NTTのフレッツ接続ツールを使ってインターネットに接続し、アクセスをやめる時は切断処理をしていたと思いますが、「BBルータを使う場合はどうやって接続するの?」という疑問をもたれる方もいる
と思います。
BBルータ使用の場合、コンピュータがインターネットへ接続しようとすると、そのコンピュータはBBルータに接続のための信号を送信します。
BBルータはその信号を受信すると、回線が切断状態の時には自動的に接続を開始します。そして、一定時間インターネットへの接続が発生しない場合、自動的に切断を行うようになっています。
つまり、ユーザーは接続や切断を意識することなく、インターネットへアクセスできるのです。
Q 今までフレッツ接続ツールを使っていたのですが、BBルータを設置した場合にインターネット接続する時の確認点はなんですか?
A
ユーザID、パスワード、PPPoE設定・接続、接続ツールなどです。


上記の動作は出荷時の設定で使用した場合になります。設定内容によっては上記のような動作にならない場合もありますのでご注意ください。
ユーザID、パスワード
ユーザIDとパスワードに間違いはないですか?
フレッツ接続の場合、接続のためにユーザーID(ログインID)とパスワード(ログインパスワード)をBBルータに設定しますが、その入力を間違えると正常に接続できません。
入力ミスは意外と多く、再度入力し直すと接続できることが度々ありますので、入力した内容に間違いがないか、今一度確認してください。
「1(いち)」⇔「l(エル)」、「0(ゼロ)」⇔「O(オー)」の間違いなど。フレッツの場合は「@」以降の入力が必須です
フレッツ・ADSLやBフレッツの場合は、ユーザID(ログインID)やパスワード(ログインパスワード)の入力が必須です。
特に注意すべき点として、ユーザIDの設定ではご利用になるプロバイダごとに、ユーザIDの後ろに「@****.ne.jp」というような設定入力が必要です。
プロバイダからの接続資料にはユーザIDの表記で「@」以降の部分が記載されていない場合もあります。
その場合はNTTからのフレッツ接続資料の中に、プロバイダ別のドメイン名リストがありますので、そちらで「@」以降の表記をご確認ください。
PPPoE設定
PPPoE接続の結果を確認してください。
BBルータにより確認方法が異なってくるため詳細は割愛しますが、PPPoEの接続設定の後には接続確認が大抵の場合行われます。
「接続診断」という機能を持ったBBルータの場合は、その機能を使って接続結果が良好かどうかを確認してください。
設定の最後で自動的に接続し、その結果を画面上に表示するタイプのBBルータの場合、接続に成功したというメッセージが表示されるか確認してください。
・接続テストの結果、接続できなかったという場合
「PADI-TIMEOUT」や「サーバからの応答NG」等になる時は、PPPoE設定の「ユーザID」の設定が正しくても接続できないことがあります。
その場合、モデム・BBルータ・コンピュータの電源をそれぞれ切り、電源を切ったままの状態で30〜60分ほどそのままにしておいてください。
30〜60分ほど経過しましたらモデム→BBルータ→コンピュータの順番に電源を入れてください。
フレッツ接続ツール
フレッツ接続ツールは使いません
BBルータを使用する場合は本編冒頭の「インターネットへの接続や切断はどうするの?」にも書きましたように、フレッツ接続ツールは使用しません。
もし現在、BBルータの設定後にフレッツ接続ツールを起動してインターネットへの接続をしている場合は、フレッツ接続ツールは使用せずにブラウザを起動して、インターネットに接続できるか確認してください。
正しく接続設定が行われていれば、フレッツ接続ツールを使用しないで接続できます。
・PPPoE接続だけど接続ツールを使わない場合の設定は?
ADSL回線でPPPoE接続だが、モデムにコンピュータを接続してインターネットにアクセスする際、接続ツール等を使用しないという場合は、ご利用のモデムにBBルータ機能がついている可能性が考えられます。その場合は「PPPoE接続」ではありませんので、次項の「アッカやイー・アクセスをご利用の場合」を参考に設定を行ってください。
アッカやイー・アクセスをご利用の場合
アッカやイー・アクセスはADSL回線ですが、提供されているモデムにルータ機能がついています。複数のコンピュータで利用する場合は、ハブがあればアクセスできるため本来BBルータは必要ありません。
しかし、どうしてもBBルータを使用したいという場合は、BBルータのIPアドレスを変更することで利用可能になります。
BBルータのIPアドレスは本冊子の冒頭でも触れているように「192.168.1.1」になります。もし、ご利用のモデムも同じく「192.168.1.1」というIPアドレスを持っていて、しかも設定画面にアクセスした時にモデムの設定が行えるようだと、BBルータのWAN側とLAN側が同じようなアドレス(192.168.1.**)になってしまい、BBルータが混乱して正常な動作ができなくなります。
ハブではなくBBルータを使用したい場合はBBルータのLAN側のIPアドレスを、「192.168.2.**」等のようにWAN側のIPとは別のアドレスに変更すれば、接続できるようになります。
接続設定ケーブルTV、Yahoo! BB編
Q ケーブルTVインターネットやYahoo! BBを利用した場合に、インターネット接続する時の確認点はなんですか?
A
IPアドレスの取得、ケーブルTVインターネットの場合はケーブルの接続方法にもご注意ください。
IPアドレスの取得 
・ケーブルTVやYahoo! BBをご利用の場合
ケーブルTVやYahoo! BBを利用する場合は「通常接続(DHCP接続)」という方式で接続を行います。
各BBルータのマニュアルをご覧いただくと判るかと思いますが、この場合設定らしい設定はほとんど必要ありません。
インターネットに接続するには、BBルータがプロバイダからIPアドレスを取得しなければいけませんので、BBルータのWAN側ポートにIPアドレスが表示されているか確認してください。
確認方法はBBルータによって画面が異なりますので詳細は割愛しますが、「ステータス表示」や「アカウント管理」の画面で確認することができます。
ケーブルの接続 
・WAN側ポートにIPアドレスが割り当てられない時
ケーブルTV等を利用したPPPoE以外のインターネット接続方法の場合、BBルータを接続する前まではコンピュータをモデムに接続して利用していることが多いと思います。
ケーブルをモデムから外してそのままBBルータに接続してしまうと、本来BBルータに割り当てられるはずのIPアドレスをコンピュータが持ったままになってしまい、BBルータがモデムからIPアドレスを正しく取得できないことがあります。
その場合はコンピュータを再度モデムに接続しなおしていただき、一度コンピュータを終了させる処理を行ってください。
モデム接続後にコンピュータを終了させれば、通常は取得したIPアドレスは開放されます。コンピュータの電源が切れたらモデムとBBルータを接続し、モデム→BBルータ→コンピュータの順番に電源を入れてください。
・それでも接続できない場合
モデムにコンピュータを接続した後、一旦終了させてからモデムとBBルータを接続し、電源を入れなおしてもインターネットに接続できない場合は、モデム・BBルータ・コンピュータの電源をそれぞれ切り、電源を切ったままの状態で60分ほどそのままにしておいてください。
モデムを含めた全ての機器の電源を長時間切ることによって、プロバイダ側のサーバが記憶している情報が削除されて、初めて接続した時のような状態で接続することができます。60分ほど経過しましたらモデム→BBルータ→コンピュータの順番に電源を入れてください。
共通項目 最終確認編
どの接続方法にも共通する、最後に確認すべき点です。
Q 事前確認、接続設定と確認して問題がなかったのですが、それでもアクセスできません。ほかに確認点はありますか?
A
コンピュータのIPアドレスが自動取得である事と、DNSサーバアドレスの設定を再確認してください。
自動取得
コンピュータのIPアドレスは自動取得になっていますか?
コンピュータのIPアドレスを手動で設定する場合、正しく設定されていないと設定画面にはアクセスできてもインターネットにアクセスできないことがあります。
手動設定の場合の注意点は「IPアドレスを手動で設定する場合の注意点は?」を参照していただき、コンピュータのIPアドレスが正しく自動取得になっているか、2.本製品とパソコンの接続を確認するを再度確認してください。
DNSサーバアドレス
IPアドレスでホームページにアクセスしてみてください。

ブラウザのアドレスに「http://210.197.75.205」と入力してEnterキーを押していただき、弊社(プラネックス)のホームページが表示されるか確認してください。
「http://210.197.75.205」だとアクセスできて「http://www.planex.co.jp」だとアクセスできない場合は、DNSサーバアドレスが正しく設定できていない可能性が考えられます。「IPアドレスを手動で設定する場合の注意点は?」を参考に設定を行ってください。