ユーティリティを使って設定する(通常設定)

ユーティリティを使った無線LANの設定方法を説明します。


 
■設定前の準備
  • 本製品のソフトウェアのインストールが済んでいることを確認してください。
  • 設定を始める前にこちらを参考にして、接続するアクセスポイントの設定内容をあらかじめ確認しておいてください。
本製品をパソコンのPCカードスロットに取り付け、パソコンの電源をオンにします。
システムトレイのユーティリティアイコンをダブルクリックします。

※システムトレイにユーティリティアイコンが表示されていないときは、「スタート」→「すべてのプログラム(または、「プログラム」)」→「PCI GW-NS300N2」→「PCI GW-NS300N2ユーティリティ」をクリックすることでも起動できます。




ユーティリティが起動します。


 
「AP一覧」タブをクリックします。
※Windows Vistaでは、「高度な設定」タブと「QoS」タブはありません

接続先の「接続名」をクリックし、[プロファイルに追加]をクリックします。
※接続先の接続名(SSID)に関しては、こちらを参照してください。


「プロファイルの追加」が表示されます。

※SSIDが表示されないときは、[再検索]をクリックしてください。それでも表示されないときは、トラブルシューティング ■困った!その3 「AP一覧」に接続先の無線アクセスポイントが表示されない 編を参照してください。


暗号化を設定します。



(1)「認証とセキュリティ」タブをクリックします。

(2)暗号化キーを、「WPAプレシェアードキー」または「WEPキー」の「キー1」のいずれか入力できる方の空欄に入力します。
どちらも入力できないときは無線LANを設定するが無効です。(3)へ進んでください。

※暗号化キーに関しては、こちらを参照してください。


どちらの空欄に入力できるかは、無線アクセスポイント(または無線ルータ)の設定に依存します。無線アクセスポイント(または無線ルータ)の設定がWEPのとき、「WEPキー」の「キー1」に入力できます。WPA-PSKまたはWPA2-PSKのときは、「WPAプレシェアードキー」に入力できます。



■「WPAプレシェアードキー」のとき

■「キー1」のとき

「キー1」へ入力し、左のプルダウンメニューを以下のように切り替えてください。

・「キー1」の文字数が10文字または26文字のときは「16進数」選びます。
・「キー1」の文字数が5文字または13文字のときは「10進数」を選びます。


(3)[OK]をクリックします。


「プロファイル」タブをクリックします。
 

 

 
「プロファイルリスト」で接続先を選び[有効]をクリックします。

■Windows Vistaをお使いのときは
「ネットワークの場所の設定」画面が表示されることがあります。そのときは以下の手順を行ってください。


(1)「家庭」、「職場」または「公共の場所」から無線LANを使用する場所を選びます。

「ユーザーアカウント制御」画面が表示されます。


(2)[続行]をクリックします。

「ネットワーク設定が正しく設定されました」が表示されます。


(3)[閉じる]をクリックして画面を閉じ、へ進んでください。

 
選んだ接続先に緑色のチェックが付くことを確かめます。
※Windows Vistaのときは、の画面で、「AP一覧」タブをクリックし、選んだ接続先にのアイコンが付いていることを確かめます。

タスクトレイのアイコンについて
接続に成功すると、タスクトレイのアイコンがからに変わります。アイコンがのときは、接続されていない状態です。 そのときはトラブルシューティングの「■困った!その1 無線LAN通信ができない 編」を参照してください。

[OK]をクリックしてユーティリティを閉じます。


これで設定の終了です。

■WEPについて
WEPとは、無線LANセキュリティの中で最も一般的な暗号化方式で、アクセスポイントとクライアントに共通の暗号キー(WEPキー)を設定します。本製品で設定できるWEPキーの長さは、「64bit」「128bit」の2種類です。数値が大きくなるほど設定できる文字数が多くなり、暗号化強度も向上しますが、復号するのに時間がかかるため、若干通信速度が低下することがあります。


■WPA-PSK/WPA2-PSKについて
WPA-PSK/WPA2-PSKとは、WPA/WPA2規格の一つです。認証は事前共有キー(PSK)を用い、暗号化はTKIPまたはAESという方式によって一定時間ごとに暗号キーが更新されるため、WEPよりセキュリティの強度が向上しています。認証サーバを必要としないため、ホームユースに適したセキュリティです。


■WPA-EAP/WPA2-EAPについて
 WPA-EAP/WPA2-EAPとは、無線LANの業界団体Wi-Fiアライアンスが策定したWPA/WPA2規格の一つです。ユーザ認証方式にIEEE802.1X方式を用います。認証をおこなう際には、RADIUSサーバという認証サーバが必要となるため、主に企業などに適したセキュリティです。本製品はWPA-EAP/WPA2-EAPに対応していますが、動作保証しておりません。お客様の責任の範囲内においてご使用ください。


■IEEE802.1X認証について
IEEE802.1X認証とは、クライアントと認証サーバ間で相互認証をおこない、許可されたユーザのみ認証されるシステムです。ユーザ認証方式にはIEEE802.1X方式を用います。この機能を使用するためには、IEEE802.1Xに対応したアクセスポイントとRADIUSサーバという認証サーバが必要となります。主に企業などに適したセキュリティです。本製品はIEEE802.1X認証に対応していますが、動作保証しておりません。お客様の責任の範囲内においてご使用ください。


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