PLANEX COMMUNICATIONS INC.

本製品の設定

無線LANは、電波の届く範囲内であれば自由にLAN接続できますが、その反面、簡単に不正利用や傍受されてしまいます。これらに対応するためセキュリティの設定は必ずおこなってください。

■暗号化の設定する

「2.暗号化設定の準備」で作成した表を使って、以下の手順で設定します。
手順の画面はあくまで例です。お使いのアクセスポイントの設定内容に合わせて、設定してください。接続先と設定内容が異なると無線LANに接続することができません。

	システムトレイのユーティリティアイコンをダブルクリックします。 ※システムトレイにユーティリティアイコンが表示されていないときは、「スタート」→「すべてのプログラム(または、「プログラム」)」→「bRoad Lanner Wave」→ 「PCI GW-DS54GR Utility」をクリックすることでも起動できます。
	▼ ユーティリティが起動します。 ※ユーティリティが起動できないときは、トラブルシューティング困った！その１　無線LAN通信ができない編ユーティリティ画面は表示できますか？を参照してください。

	「プロファイル」をクリックします。


	（1）［再検索をする］をクリックします。（2）「ネットワークを選択する」から表の（イ）と同じネットワーク名（SSID）を選びます。（3）［構成する］をクリックします。

	▼ 「プロファイルの追加」が表示されます。 ※表の（イ）と同じSSIDが表示されないときは、トラブルシューティング困った！その５　「AP一覧」に接続先の無線アクセスポイントが表示されない編を参照してください。
	お使いのアクセスポイントの暗号化方式に合わせて設定します。


	WEPのとき
	（1）WEPキー形式（ロ）の桁数が10か26のときはHex、5か13のときはASCIIにチェックをつけます。　 (2) キー長（ロ）の桁数が5か10のときは64Bit 、13か26のときは128Bitを選びます。 (3) 暗号キー（ロ）を入力します。 (4) ［OK］をクリックします。



	WPAのとき ※Windows 98SE/Me では、WPA/WPA2は使用できません。
	（1）パスフレーズ（ロ）を入力します。　 (2) ［OK］をクリックします。


	接続すると「シグナルの強さ」と「信号の品質」のメーターが上昇します。



	［×］をクリックしてユーティリティを閉じます。

	以上で設定は完了です。

■WEPについて
WEPとは、無線LANセキュリティの中で最も一般的な暗号化方式で、アクセスポイントとクライアントに共通の暗号キー（WEPキー）を設定します。本製品で設定できるWEPキーの長さは、「64bit」「128bit」の2種類です。数値が大きくなるほど設定できる文字数が多くなり、暗号化強度も向上しますが、復号するのに時間がかかるため、その結果通信速度が低下します。

■WPA-EAP/WPA2-EAPについて
WPA-EAP/WPA2-EAPとは、無線LANの業界団体Wi-Fiアライアンスが策定したWPA/WPA2規格の一つです。ユーザ認証方式にIEEE802.1X方式を用います。認証をおこなう際には、RADIUSサーバという認証サーバが必要となるため、主に企業などに適したセキュリティです。本製品はWPA-EAP/WPA2-EAPに対応していますが、動作保証しておりません。お客様の責任の範囲内においてご使用ください。

■WPA-PSK/WPA2-PSKについて
WPA-PSK/WPA2-PSKとは、WPA/WPA2規格の一つです。認証は事前共有キー（PSK）を用い、暗号化はTKIPまたはAESという方式によって一定時間ごとに暗号キーが更新されるため、WEPよりセキュリティの強度が向上しています。認証サーバを必要としないため、ホームユースに適したセキュリティです。本製品はWPA-PSK/WPA2-PSKに対応していますが、WPA2-PSKのTKIPは動作保証しておりません。お客様の責任の範囲内においてご使用ください。
またWPA2はWindows XP/2000のみのサポートとなります。

■IEEE802.1X認証について
IEEE802.1X認証とは、クライアントと認証サーバ間で相互認証をおこない、許可されたユーザのみ認証されるシステムです。ユーザ認証方式にはIEEE802.1X方式を用います。この機能を使用するためには、IEEE802.1Xに対応したアクセスポイントとRADIUSサーバという認証サーバが必要となります。主に企業などに適したセキュリティです。本製品はIEEE802.1X認証に対応していますが、動作保証しておりません。お客様の責任の範囲内においてご使用ください。

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