STEP 4. 動作モードの設定・ファームウェアの導入

この項では、本製品のHDD初期設定およびファームウェアの導入について説明します。


HDDが1台だけ取り付けられているときは、[動作モード設定]ボタンをクリックせずに、へ進んでください。

1 「HOME」画面の「NAS一覧」にある[動作モード設定]をクリックします。


「動作モード設定」画面が表示されます。
[初期化]をクリックします。

確認のダイアログが表示されます。

[OK]をクリックします。
※[OK]をクリックしても何も反応がないときは、再度クリックしてください。


初期化が始まります。

初期化(再起動)の動作について
  1. 初期化が始まるとLEDの点灯/点滅が始まり、下記のようにすべてのボタンがグレー表示になります。



  2. RAID LEDが赤色に点灯し、下記のように表示が戻ると初期化の終了です。
    (初期化の終了まで5分〜10分かかります)
初期化が終了したことを確認し、[動作モード設定]をクリックします。

「動作モード設定」画面が表示されます。
「動作モードタイプ」からお好みの動作モードタイプを選び、[動作モード新規設定]をクリックします。
※動作モードタイプは下記の「動作モードタイプについて」を参考にしてください。

確認のダイアログが表示されます。


動作モードタイプについて


  • 高速モード(RAID 0)
    搭載したHDDにデータを分散・並行して書き込むので、ディスクアクセスを高速で行うことができます。またディスク容量を合算できるため、容易に大容量ディスクとしての構築ができます。ただし、1台でもHDDにトラブルが発生した場合には全てのデータが失われてしまう上、HDD台数が増えるほど故障する確率が上がってしまいます。
    使用できる容量は 同一容量のHDDをご使用の場合は全体の容量、異なる容量をご使用の場合は容量の少ないHDDを基準に搭載台数倍になります。



  • 安心モード(RAID 1)
    2台のHDDに同一データを書き込むので、1台のHDDにトラブルが発生しても、トラブルのあったHDDだけを取り替えることで保存してあったデータを維持することができます。ただし、使用できる容量が1台分と限られてしまいます。
    使用できる容量は、同一容量のHDDをご使用の場合は全体の半分、異なる容量をご使用の場合は少ない方の容量と同一になります。



  • バランス重視モード(RAID 4)(※MZK-NAS04のみ)
    RAID 5とほぼ同様のモードですが、速度面では劣ります。通常はRAID 5の方を選択して下さい。



  • バランス重視モード(RAID 5)(※MZK-NAS04のみ)
    3台以上のHDDにデータを分散して書き込む際に、自動的に補完データを作成して分散データの1つとして同時に書き込むことで、1台にトラブルが発生してもデータを維持する事ができ、故障したディスクは取り替える事で元の状態に自動で復旧します。ただし、書き込み速度が遅く、また障害から復旧させる際に長時間を要する場合もあります。
    使用できる容量は、同一容量HDD3台の場合は2台分、同一容量HDD4台の場合は3台分、異なる容量をご使用の場合は1番容量の小さいHDDを基準に3台なら2倍、4台なら3倍となります。

HDD2台の場合は高速モード(RAID 0)と安心モード(RAID1)、3台以上の場合(MZK-NAS04のとき)は高速モードとバランス重視モード(RAID 4,5)のいずれかが選択できます。
上記の使用できる容量の説明は、取り付けられるHDDが全て同容量であることを前提にしてあります。 異なる容量のHDDを組み合わせることもできますが、使用できるHDD容量は、少ない方にあわせて減少します。


例:
200GB+250GBのときは200GBが基準になります。従って、RAID 0は200G×2=400G。RAID 1=200GB。 200GB+250GB×2〜3台のときは200GBが基準になります。RAID 4/5は200GB×2=400GB、200GB×3=600GB。


  • 動作モードタイプを変更した場合、変更が反映されるまで操作はできませんのでしばらくお待ちください。
  • 「動作モード設定」欄の下にある「未使用の領域」欄については上級者向けの設定です。また、設定する場合でも動作モードの設定とファームウェアのインストールが完了してから行ってください。
[OK」をクリックします。
※[OK]をクリックしても何も反応がないときは、再度クリックしてください。

「NAS一覧」画面に戻り、しばらくすると再起動が始まります。
再起動が完了するまでしばらくお待ちください※。


※再起動は、初期化と同じ動作をします。
4 「HOME」画面の「NAS一覧」にある[ファームウェアインストール]をクリックします。

ファームウェアのインストールが開始されます。
※ファームウェアのインストール中は、LEDの点灯/点滅が始まり、「ファームウェアインストール」ボタンなどがグレー表示になります。

  • 必ず「動作モード設定」でHDDの動作モードの設定を行ってからファームウェアの導入を行って下さい。
  • ファームウェアの更新には40〜60分程度かかります。その間は本製品およびお使いのコンピュータとも電源を切ったり、LANケーブルや電源ケーブルを絶対に抜いたりしないでください。
  • ファームウェアのインストールが完了すると、一時的に「利用不可」状態になりますが、本製品内での更新作業がすべて完了すると使用可能の状態になります。
 

これで、本製品のHDDを使用する準備が完了しました。

STEP5. 時刻設定へ続きます。

 
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