BLW-04GP
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応用編

PPPoEマルチセッション接続の設定方法

本製品は、最大2つのPPPoEセッションに同時接続できます。
PPPoEマルチセッション接続の設定は以下の手順でおこないます。

  1. 「PPPoE接続」に1つ目のセッションを設定
  2. 「PPPoE接続」に2つ目のセッションを設定
  3. 「アウトバウンドACL」に2つ目のセッションへの接続ルールを設定

接続ルールは「アウトバウンドACL」の「接続先IPアドレス」に設定します。ルールには「IPアドレス」、「ネットワークアドレス」、「ドメイン」を指定できます。接続先をIPアドレスで指定するときは、「接続先IPアドレス」に「IPアドレス」を選択して接続先のIPアドレスおよび、サブネットマスクを入力します。接続先をドメイン名で指定したいときは、「接続先IPアドレス」に「ドメイン」を選択して接続先のドメイン名を入力します。

下記はNTT東日本のフレッツ・スクエアを利用したときの、接続ルールの設定例です。
フレッツ・スクエアは接続ルールにドメインを指定しています。本製品に設定するときは、「アウトバウンドACL」の「接続先IPアドレス」に「ドメイン」を選択し、「ドメイン名」に指定されたルールを入力します。

例:NTT東日本のフレッツ・スクエア
ドメイン名の例 適合するアドレスの例 ルールの意味
.flets abc.flets、
efg.fletsなど
URL「.flets」の前にどの文字列がきても接続する。
.com abc.com、
efg.comなど
URL「.com」の前にどの文字列がきても接続する。
.abc.com www.abc.com、
xxx.abc.comなど
URL「.abc.com」の前にどの文字列がきても接続する。
abc.com abc.com のみ URLが「abc.com」 のみ接続する。
www.abc.com www.abc.com のみ URLが「www.abc.com」 のみ接続する。
*.jp abc.jp、
efg.jpなど
URL「.jp」の前にどの文字列がきても接続する。

例では、1つ目のプロバイダとして通常のPPPoEの設定を、2つ目のプロバイダとして「フレッツ・スクエア」を設定しています。
プロバイダとプロバイダなど複数プロバイダへの接続も同じ方法で設定できます。

1 コンピュータのIPアドレスを自動取得に変更します。


※ コンピュータの設定方法については、「設定 -■ 1. ネットワーク設定をおこなう」を参照してください。

 
2 モデムの電源をオンにします。
※ 例では本製品のWAN側ポートにモデムを接続しています。
接続するネットワーク機器についてはご利用のネットワーク環境をご確認ください。

 
3 本製品とモデムおよび設定用コンピュータを接続します。


※機器の接続手順については、「■設定 - 2.設定の準備」を参照してください。

 
4 設定用コンピュータのWEBブラウザを起動します。

 
5 「アドレス」に「192.168.1.1」と入力し、<Enter>キーを押します。
アドレス入力


「BRL-04GP」のログインページが表示されます。

 
6 (1)「ユーザ名」に「admin」と入力します。
(2)「パスワード」に「admin」と入力します。
(3)[ログイン]をクリックします。

パスワードの入力


「BRL-04GP」のトップページが表示されます。

 
7 (1)「ルータ設定」をダブルクリックします。
(2)「接続設定」をクリックします。

「ルータ設定」の「接続設定」をクリック


「->ルータ設定/接続設定」が表示されます。

 
8 「WAN設定」の「接続方式」から「PPPoE接続」を選びます。
接続方法を選択

 
9 1つ目のプロバイダから取得した設定情報を入力します。
(1)「PPPoEセッション」から「0」を選びます。
(2)「有効」をクリックし、チェックをオンにします。
(3)「PPPoEユーザ名」にユーザ名を入力します。
(4)「PPPoEパスワード」にパスワードを入力します。

「PPPoEセッション」の「0」の設定

 
10 2つ目のプロバイダ(フレッツ・スクエア)から取得した設定情報を入力します。
(1)「PPPoEセッション」から「1」を選びます。
(2)「有効」をクリックし、チェックをオンにします。
(3)「PPPoEユーザ名」にユーザ名を入力します。
(4)「PPPoEパスワード」にパスワードを入力します。
(5)[設定]をクリックします。

「PPPoEセッション」の「1」の設定


設定が保存されます。

 
11 「ルータ設定」の「アウトバウンドACL」をクリックします。
「ルータ設定」の「アウトバウンドACL」をクリック


「->ルータ設定/アウトバウンドACL」が表示されます。

 
12 「アウトバウンドACL▼」の一覧からID「1」(初期設定)の[ゴミ箱](削除アイコン)をクリックします。
「アウトバウンドACL」の初期設定を削除


「ルートID1を消去してもよろしいですか?」が表示されます。

 
13 [OK]をクリックします。
[OK]をクリック

 
14 (1)「動作」の「許可」を選びます。
(2)「ルート」の「ppp2 (PPPoE 1)」を選びます。

「アウトバウンドACL」設定

 
15 (1)「送信先IPアドレス:タイプ」の「ドメイン」を選びます。
(2)「送信先IPアドレス:ドメイン」に「.flets」と入力します。
(3)[追加]をクリックします。

「アウトバウンドACL」設定

 
16 「アウトバウンドACL▼」一覧の「ID」にID「1」が追加されたことを確認します。
ID1が追加されます。

 
17 WEBブラウザを閉じます。

これで設定は終了です。

 
ワンポイント


「ルータ設定/接続設定」の「WAN設定」について
  • 初期設定では、「有効」のチェックはオフになっています。
  • 「PPPoEセッション」は2つまで登録することができます。
  • 「WAN側IPアドレス」は、PPPoEのIP固定接続の設定です。プロバイダから設定を指定されているときに入力します。
  • 「サービス名」は、プロバイダから設定を指定されているときに入力します。
  • 「自動接続」の「有効」を選ぶと、コンピュータ〜本製品間の通信がない状態が「アイドルタイム」に設定した時間を過ぎると、回線が自動的に切断されます。
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