BLW-04GP
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応用編

PPPoE unnumbered接続の設定方法

本製品でPPPoE Unnumbered接続の設定は、次の手順でおこないます。

  1. 本製品の「PPPoE Unnumbered接続」を設定
  2. 本製品の「アウトバウンドACL」を設定
  3. コンピュータのIPアドレス(固定)を設定

プロバイダから複数のグローバルIPアドレスを割り当てられるときは、1つのサブネットとして連続したグローバルIPアドレスが割り当てられます。このうち、最初(ネットワークアドレス)と最後(ブロードキャスト)はシステムで予約されるため、ホスト(コンピュータやサーバ)には使用できません。
次の表は、「PPPoE Unnumbered接続」としてプロバイダから割り当てられたIPアドレスの設定例です。

例:プロバイダから153.16.10.8〜153.16.10.15の8個のグローバルIPアドレスが割り当てられたとき

IPアドレス設定例
153.16.10.8ネットワークアドレス本製品の「Unnumbereネットワークアドレス」に設定
153.16.10.9ルータ用本製品のWANポートに設定
153.16.10.10〜14ホスト用コンピュータに設定
(本製品の「アウトバウンドACL」にも設定します。)
153.16.10.15ブロードキャストアドレス使用不可
1 設定用コンピュータのIPアドレスを自動取得に変更します。


※ 設定用コンピュータの設定方法については、「設定 -■ 1. ネットワーク設定をおこなう」を参照してください。

 
2 モデムの電源をオンにします。
※ 例では本製品のWAN側ポートにモデムを接続しています。
接続するネットワーク機器についてはご利用のネットワーク環境をご確認ください。

 
3 本製品とモデムおよび設定用コンピュータを接続します。


※機器の接続手順については、「■設定 - 2.設定の準備」を参照してください。

 
4 設定用コンピュータのWEBブラウザを起動します。

 
5 「アドレス」に「192.168.1.1」と入力し、<Enter>キーを押します。
アドレス入力


「BRL-04GP」のログインページが表示されます。

 
6 (1)「ユーザ名」に「admin」と入力します。
(2)「パスワード」に「admin」と入力します。
(3)[ログイン]をクリックします。

パスワードの入力


「BRL-04GP」のトップページが表示されます。

 
7 (1)「ルータ設定」をダブルクリックします。
(2)「接続設定」をクリックします。

「ルータ設定」の「接続設定」をクリック


「->ルータ設定/接続設定」が表示されます。

 
8 「WAN設定」の「接続方式」から「PPPoE unnumbered接続」を選びます。
接続方法を選択

 
9 プロバイダから取得した情報を入力します。
(1)「PPPoEユーザ名」にユーザ名、「PPPoEパスワード」にパスワードを入力します。
(2)「WAN側IPアドレス」に2つ目以降のIPアドレス(ルータ用アドレス)を入力します。
(3)「Unnumberedネットワークアドレス」に1つ目のIPアドレス(ネットワークアドレス)を入力します。
(4)「Unnumberedサブネットマスク」にサブネットマスクを入力します。
(5)[設定]をクリックします。

「PPPoE unnumbered接続」を選択
↑クリックすると拡大表示します。


設定が保存されます。
続けて、ホスト用(コンピュータ)のIPアドレスを本製品の「アウトバウンドACL」に設定します。

 
10 「ルータ設定」の「アウトバウンドACL」をクリックします。
「ルータ設定」の「アウトバウンドACL」をクリック


「->ルータ設定/アウトバウンドACL」が表示されます。

 
11 (1)「動作」の「許可」を選びます。
(2)「ルート」の「ppp0 (Unnumbered)」を選びます。
(3)「送信先IPアドレス:タイプ」の「ネットワークアドレス」を選びます。

「PPPoE unnumbered接続」の設定

 
12 プロバイダから取得した情報を入力します。
(1)「送信先IPアドレス:ネットワークアドレス」にコンピュータに設定するIPアドレスを入力します。
(2)「送信先IPアドレス:サブネットマスク」にサブネットマスクを入力します。
(3)[追加]をクリックします。

※ プロバイダから取得したIPアドレスのうち、「ホスト用IPアドレス」(上記表を参照)を設定します。
※ 「アウトバウンドACL」には、「ネットワークアドレス」(最初のIPアドレス)、「ブロードキャストアドレス」(最後のIPアドレス)および「ルータ用IPアドレス」(2つ目のIPアドレス)は設定しません。
「PPPoE unnumbered接続」の設定

設定が保存されます。
手順12の操作を繰り返して、残りのホスト用IPアドレスを「アウトバウンドACL」に設定ます。

 
13 WEBブラウザを閉じます。

 
14 コンピュータにホスト用IPアドレスを設定します。


コンピュータのIPアドレスを手動設定する方法については、「■応用編 - IPアドレスを手動設定する方法」を参照してください。

※ コンピュータには、プロバイダから取得したIPアドレスのうち、「ホスト用IPアドレス」(上記表を参照)を設定します。
※ コンピュータには、「ネットワークアドレス」(最初のIPアドレス)、「ブロードキャストアドレス」(最後のIPアドレス)および「ルータ用IPアドレス」(2つ目のIPアドレス)は設定しません。
※ 「サブネットマスク」、「デフォルトゲートウェイ」および「DNSアドレス」は、本製品(ルータ)と同じ設定にします。

これで設定は終了です。
ワンポイント


「ルータ設定/接続設定」の「WAN設定」について
  • 「NAPT 有効」のチェックをオンにすると、LAN側のプライベートアドレスと併用できます。
  • 「サービス名」、「優先DNSサーバアドレス」および「代替DNSサーバアドレス」は、プロバイダから設定を指定されているときに入力します。
  • 「自動接続」の「有効」を選ぶと、コンピュータ〜本製品間の通信がない状態が「アイドルタイム」に設定した時間を過ぎると、回線が自動的に切断されます。
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