マルチSSIDを設定する

本製品は最大4つのSSIDを登録して使用することができます。必要に応じて2つ目以降のSSIDを設定し、通信制御やセキュリティ設定を行います。
初期設定では2台まで同時に接続できます。


SSIDについて
SSIDとは、無線LANにおいてアクセスポイントと無線クライアントが通信するための共通のグループ名のことです。
同一のSSIDの無線LAN機器同士で通信します。

マルチSSIDについて

1台の無線アクセスポイントに複数のSSIDを登録して、複数の無線アクセスポイントがあるかのように使うことができる機能です。

 

アクセスポイントの種類 設定できるセキュリティ 初期設定

アクセスポイント1

WEP
WPA-PSK
WPA2-PSK
暗号化:WEP(64Bit)
SSID:planexuser
キー:1223334444
アクセスポイント2 WPA-PSK
WPA2-PSK
認証方式:WPA-PSK/WPA2-PSK
WPS機能:有効
SSID:planexuser2
暗号化:AES
パスフレーズ:1223334444
アクセスポイント3 WPA-PSK
WPA2-PSK
無効
アクセスポイント4 WPA-PSK
WPA2-PSK
無効

 


WEPを使用する必要があるときは「アクセスポイント1」をWEPで設定してください。

「アクセスポイント1」、「アクセスポイント3」、「アクセスポイント4」に無線クライアント(子機)を接続するときは、「ボタンを使って簡単に設定する(WPS設定)」の方法は使用できません。本項で行った内容と同じ無線設定を無線クライアント(子機)に行ってください。

 
 

本製品は、設定できる4つのSSIDを「アクセスポイント1」〜「アクセスポイント4」として扱います。本項では例として、「アクセスポイント2」に設定する手順を説明します。

 

設定画面で「無線LAN」−「アクセスポイント2」の「基本設定」をクリックします。


(1)任意のネットワーク名※を半角英数字で入力します。
(2)「有効」にチェックします。



    ※半角英数字で32文字まで入力できます。
    SSIDは無線LAN通信するパソコンに設定するとき必要となりますので、メモに控えておくことをお勧めします。

以下の項目については必要に応じて設定してください。

SSID隠蔽 SSIDを第三者に見られたくないとき、チェックを付けます。
不正アクセスを防止することができます。
初期設定:オフ
有線LANとの通信を遮断 無線LAN端末から有線LAN端末への通信を遮断するとき、チェックを付けます。
初期設定:オフ
インターネット通信を遮断 無線LAN端末からインターネットへの通信を遮断するとき、チェックを付けます。
初期設定:オフ
SSID間通信を遮断 異なるSSIDの無線LAN端末間の通信を遮断するとき、チェックを付けます。
初期設定:オフ
ワイヤレスセパレータ 無線LAN端末間の通信を遮断するとき、チェックを付けます。
初期設定:オフ



暗号化(セキュリティ)の設定をします。


WPA/WPA2について
WPA/WPA2とは、WEPをより強化した無線LANのセキュリティ規格です。WPA-PSK/WPA2-PSKでは、プリシェアードキーと呼ばれる暗号キーを用い、WEPと同様にアクセスポイントとクライアントに共通の暗号キーを設定します。
WPA2で「AES」が標準化され、WPAよりもさらに強固なセキュリティです。

※本製品はIEEE802.1X認証に対応していますが、サポート対象外です。

ここで設定する設定値は、無線通信するパソコンに設定するときに必要になります。メモに控えることをお勧めします。

(1)「WPA-PSK/WPA2-PSK」を選びます。
※「WPA/WPA2」はRADIUSサーバを使って認証します。サポート対象外となります。

(2)「TKIP」、「AES」、「TKIP/AES」から選びます。
※TKIPよりAESの方がセキュリティ強度が高くなります。
※TKIP/AESを選ぶと、「TKIP」と「AES」が混在したネットワークでも互いに通信することができます。

(3)パスフレーズ※を入力します。
※8〜63文字の半角英数文字列または64桁の16進数(A〜F、0〜9)

■アクセスポイント1でWEPを設定するとき





(1)任意のネットワーク名を半角英数字(32文字まで)で入力します。
※右横の「有効」にチェックを入れます。
(2)「Open System」または「Shared key」を選びます。
 「Open System」:WEPキーの有無にかかわらず認証をおこない通信します。
「Shared key」:WEPキーを利用し認証をおこない、同じWEPキーをもっているときのみ通信ができます。
(3)「WEP(64 Bit)」、「WEP(128 Bit)」からキーの長さを選びます。
※数字が大きいほうがキーが長くなりセキュリティが高くなります。
(4)「KEY1」〜「KEY4」から選びます。
※通常は「KEY1」を選びます。
(5)お客様の任意にWEPキーを入力します。
(3)で「WEP(64 Bit)」を選んだときは、5文字の半角英数文字列、または10桁の16進数(A〜F、0〜9)を入力します。
(3)で「WEP(128 Bit)」を選んだときは、13文字の半角英数文字列、または26桁の16進数(A〜F、0〜9)を入力します。

[適用]をクリックします。


「しばらくお待ちください」のメッセージが表示され、カウントダウンが始まります。
カウントが「0」になるまでしばらくお待ちください。


画面を閉じます。


これで設定は終わりです。

2つ目以上のSSIDを設定するときは、上記と同じ手順で設定してください。


ここで本製品に設定した同じ無線設定を無線クライアント(子機)に行ってください。本製品と無線クライアントを同じ無線設定にすることにより、無線通信をすることができます。

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